・良性発作性頭位性めまい
寝返りを打つとめまいがする。横になろうとするとめまいがする。ゆっくり決まったむきに寝るとめまいがおき難いとの訴えが多くみられる。耳石が定位置からずれるために生じるので。徒手法による15分程度の(耳石置換法)治療で帰宅時にはよくなって帰られる患者さんもおられます。現在徒手法は、効果的で有るにも関わらず医療点数が認められていないので施行する医院が少ない。(整形の肘内障に準じて徒手整復術の加算が認められるべきだと思います。)
・メニエル病
耳の詰まり感、耳鳴、吐き気等の随伴症状を伴ってめまいが生じる。時に聴力障害(低音域障害)を伴っていることもある。ストレス病の一種で、睡眠不足や過労やストレスが引き金になって起きる事がおおい。季節は春や時に秋に多い。内耳(三半規管)の水バランスの悪化が原因で三半規管と同じリンパの流れでつながった蝸牛神経(聴覚神経)にも影響が出ると蝸牛型メニエル病と呼ばれる。特効薬がすでに有ります。聴力障害は時に戻らない事もあり、めまいも繰り返すことがある。睡眠を6時間以上多く取り、前述の前触れが(一つでも)出たらよく寝る事で防止する事が予防法で大切です。
・自律神経障害によるめまい
寝ていたり、座っていて立とうとすると一瞬立ちくらみがするが数秒位ですぐに治まる。理由は心臓を中心として脳への循環を考えるとすぐに分かります。寝ていると心臓と足は同じ高さですが、起立すると足から心臓に戻る血液の落差が出来ます。血液はこの水圧に抗して、心臓のポンプ作用による吸引力と静脈弁の逆流防止作用と足の筋肉の収縮力で心臓に戻ってきますが、心臓に戻る血液量が一瞬低下し脳への血流が低下するために生じます。これも当医院では内服処方により短期間で改善を見る例が多い。
・生活習慣病に起因するめまい
高血圧症、高脂血症、糖尿病による血管障害(動脈硬化症、血流障害)に起因するめまいの場合は、後ろを振り向くと一瞬めまいがする。また、後頭部がモヤモヤする重い感じ場する場合もCT等で異常が無いとされる場合が多いが、小脳の脳循環障害による場合がある。血管造影まではリスクを考えると検査されない事が多いが、これも内服投薬で改善する例が多い。
・脳血管障害、脳出血に伴う場合
今までに無かったような激しい頭痛があった場合は脳外科を受診してCTを撮ってもらってください。一般の救急外科で脳神経外科の無い病院に入院すると、運悪く盆休みであったり、正月であったりして転院転送が遅れる、正しい診断治療に手間取る事が有ります。
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